艦載機にはいくつかの種類が存在し
それそれに役割があった。
※大日本帝国海軍では、急降下爆撃を行える機体を爆撃機、水平爆撃および雷撃のみを行える機体を攻撃機と分類・呼称していた
機関銃を主兵装とし
敵の雷撃機や爆撃機などの迎撃主にしていた。
雷撃機や爆撃機に比べて兵装が軽いこともあり機動性旋回性能が高く
対空戦闘では他の航空機よりも戦闘力が高い。
しかし機関銃のみの装備の場合敵の軍艦に対しての攻撃は有効的ではなかった。
魚雷を搭載していて軍艦を攻撃することを目的とした航空機
魚雷を発射するにはある程度海面まで高度を下げる必要があり敵艦からの対空攻撃にさらされる場面も多かった。
爆弾を投下する航空機で対艦攻撃を目的とされた
爆撃機の場合爆撃方法が大きく2つに分かれ水平爆撃と急降下爆撃に分類される。
水平爆撃とは攻撃目標に対して水平に飛行して目標上空で爆弾を投下する方法だが
これを命中させるのは難しくより高度を下げれば命中率が上がったが高度を下げるほど対空砲火にさらされるためある程度の高度からの攻撃
しかできない上に高速で飛行している状態で投下するので着弾位置が大きくずれてしまう。
これをふまえて新たに考えられた爆撃方法が急降下爆撃で目標の直上から一気に急降下して降下中に爆弾を投下すると言うもので
水平爆撃に比べ投下時に目標にたいして垂直移動中に投下するため高い命中率を誇り目標の直上まで高度を下げる必要もなくなったので水平爆撃
にくらべて対空砲にさらされる時間も短縮できたさらに当時の軍艦のほとんどは艦の直上が一番防空性能の甘い所だったところもあり
艦隊戦の爆撃は主に急降下爆撃が用いられた。
ただし急降下爆撃は急降下時や降下後の機体引き起こし時に機体に大きな負担がかかるため他の航空機に比べて機体強度を要求された。
周囲の索敵を行い敵艦隊をいち早く発見するための航空機
通常編隊を組んだりせずに複数の機体が放射状に飛び立ち目視で索敵をしていた。
主に戦艦などの長距離砲撃時などに着弾位置を確認して次回砲撃じの修正の参考とするために用いられていた。
第2次大戦終期に日本でのみ使用されていた。通称特攻機
機体そのものを目標にぶつけることで攻撃する機体で
攻撃時に操縦士は亡くなってしまうが爆撃や雷撃と違い操縦者が操作してぶつかりに行くため命中率そのものは高かったが、
対空砲火により目標に辿り着く前に墜落してしまう事も多かった。
特攻攻撃は2~3割程度の命中率だった。
これには両論あるが
当時の日本はミッドウェー海戦などの敗北により優秀な航空機パイロットを失ってしまたほかに
国内で石油の採掘ができなかったため石油を遠方から輸送していたが大戦終期には日本の制海権なくなりつつあり
燃料の確保が難しくなり燃料を訓練に使うような余裕が無くなってしまったためパイロットの練度が致命的に落ちてしまい
母艦から発艦はできるが着艦ができないパイロットなどが戦場に出るような状態になってしまい。
今までの急降下爆撃や雷撃攻撃を行ったところで命中率は当然低く生存率自体も低くなってしまっていた。
このことから敵に与えられるダメージ量と自軍の被害を考えると特攻の方が被害の割にダメージが高いと判断したと思われるが
今となってはどちらが良かったのかは不明である。
巡洋艦や戦艦、一部の潜水艦などに艦載されていた航空機で
飛行甲板なしで運用されていた。
ただし発艦にはカタパルトを使用して着艦は海上に停止した後クレーンにより引き上げる必要があったため羽などろ取り外して収納したりして1隻に艦載されていたのは1~3機程度だった
また水上機は海に止まるために機体下部にフロートを装備しなければならかったりと構造上通常の航空機よりも性能が低かったため攻撃用に使われる事は少なく
主に索敵機や観測機として使われることが多かった。
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